建築用語集「か行」の用語
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■「か」から始まる用語
■確認申請
建物を建築する場合に、その建物が建築基準法に適合しているかの確認を受けるためにする申請。
現在、建築基準法の改正を急ぎ過ぎたために様々な弊害が起き、設計士達を混乱させている。
■火成岩
火山活動によってマグマが固まって出来た岩。
■花崗岩
火成岩の一種で建築材料として一般的な石。日本・中国・インド・南アフリカなど、様々な地域で採れる。
■かけや(掛け矢)
木造の建前の時などに使う、木で出来た大鎚。
■傾ぎ大入れ
斜めに欠きを入れて、ほぞ入れをする継ぎ方。
■片流れ屋根
その名の通り、一方向にのみ勾配の付いた屋根。最近流行っているようでよく見ます。屋根全体を太陽電池パネルを取り付けている家もあります。
■片持ち梁(キャンティー「カンティ」レバー)
一方の側を固定し、その他は何も支えられていない(固定されていない)振りっぱなしの梁。
■合掌
斜め材を合掌するように棟部分で継いだ、三角部材のように構成されたもの。
■金輪継手
追掛大栓継ぎを変形させた継手で、大変丈夫な継手。一本物の梁と変わらない強度を示す。
■框(かまち)
床端等に付ける横材。玄関に使われる上がり框が主に使われる所。
■伽藍(がらん)
金堂や舎利殿・宝塔・廊下の回廊など、寺院を構成する重要な建物を指す。柱を載せる礎石のことも伽藍と言う。
■仮囲い
危険防止のため工事現場の周りを、高さ1.8m以上のパイプや板、養生シート等で囲ったもの。
あと素山(素屋根)といって伝統建築物の修繕の時、雨などの対策のために倉庫のような仮の屋根をこしらえる事があります。これも規模が違いますが仮囲いの一種です。
■鏡板
建具などにはめ込む一枚板。これとは違うフラッシュ戸などがある。
■木裏 木表
板目材の中で樹心に近い方を木裏。樹皮に近い方を木表という。木は乾燥すると木表の方に反る。
■きんしゃ
一車滑車(スナッチ)のこと。若干重量のある荷物を引っ張りあげるのに使いますが、現在では電動ウィンチ、あるいはユニックやクレーンを使うため、まず見掛けなくなりました。
■北側斜線制限
北側隣地の日照を守るために設けられた規制で、第一種・二種低層住宅専用地域内では高さ5m+真北方向水平距離×1.25より以下。第一種・二種中高層住宅専用地域内では高さ10m+真北方向水平距離×1.25より以下で建物を収めなければならない。
■基本設計
建物を設計する上で一番最初にする、その建物の基本的な概念を示した図。それを元に細部を色々と詰めて行き、実地設計に入って行く。
■許容応力度
圧縮・引張・せん断・曲げ・などの応力度で、設計上許容できる限度の応力。
■切妻屋根
合掌になった両流れの屋根。造りが単純で母屋組・垂木打ち等、共に施工が早い。
■管柱
柱の中でその階のみで使われる柱。普通の一般住宅では3寸5分あるいは4寸の柱が一般的。
■沓摺(くつずり)
玄関などの出入り口の下方にある枠。
■区分建物
一般的にはマンションなどの建物の事。
一棟の建物に構造上、数個の部分で住居・事務所・店舗等に独立して用途に供することが出来る建物。
建物の所有関係及び利用関係を規定している法律は民法ですが、「区分所有法」は民法に優先して適用されます。
マンションを所有する時のように建物の一部についての所有権を「区分所有権」といい、区分所有権の目的となっている建物の部分を「専有部分」といいます。
■グラスウール
細かいガラス繊維でできた断熱材。安値で施工も容易なのでとても普及している。
■クレセント
引き違いのサッシ窓の締め付け・留めなどに使われる金具。三日月(クレセント)の形をしている事からこのように呼ばれる。
■建ぺい率
建築面積の敷地面積による割合。
■間
物の寸法を表す単位で、一間は尺で表すと6尺で、メートル法では約1,818mm。普通は1,820mmと覚えておけば良いでしょう。
■コア
建物の機能の中核である、便所・水廻り・階段・昇降設備・機械設備など、サービス・通行部門等を一箇所にまとめた部分を示し、各階同じ場所に計画する。
■洪積層(こうせきそう)
関東ローム層に代表される、約1万年前にできた地層で硬くしっかりした地盤といわれる。
これに対し沖積層は歴史が浅く弱い地盤といわれる。
■剛接合
部材の継手部分を剛に固く接合したもの。これに対して、留まってはいるが動く接合をピン接合という。
■高力ボルト
ハイテンションボルト。
シャーレンチという器具で強く締め付けて、摩擦力によって部材同士を留める。普段は略してハイテンと呼んでいる。
■ゴシック建築
12世紀から15世紀にかけてヨーロッパ諸国に広まり、キリスト教にも影響を与えた建築様式。
パリのノートルダム寺院のフライング・バットレス(飛び控え)が有名。
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