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建前

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建前

  • 建前はようは棟上のことで、通常家の骨組みの組立から屋根おさめ(瓦葺の手前)までをいいます。
  • 大工棟梁を中心として沢山の職人さん達や、あるいは田舎造りの大きなお屋敷では、お施主さんの親戚・友人などが勢揃いして、職人さんと協力しながら建てて行くこともあります。
    • その場合、素人さんは職人さんにものを渡してあげたり、クレーンで吊ったスパン割りの部材の柱の根をあわせたり、1階の貫を入れたりのお手伝いをしています。
  • 貫はある程度組みあがった後に入れて行く場合が多いです。
    (1階の西側は塞ぐ場合が多いですので、地組みの時に放り込んでいる場合も多いです)


  • 職人さん・工務店の段取りにも寄りますが、建前の前に粗方土台の上や敷地の空いている所などに「地組み」をしている場合も多いです。
    そうしておくと、建前当日にスムーズに骨組みの組立ができます。


  • 大きな丸太の地棟を納める時などは壮観です。
    地棟の下方には「お施主さんの名前・上棟日時・棟梁の名前・施工店の名前・設計士の名前」(場合によっては鳶頭の名前も)を墨で入れます。
    • ちなみに墨で文字入れをする場合は、文字を書き込む下地にチョークを横にして塗り込んで、その上に書くと文字がにじみ難く書き易いようです。
      (もちろん白いチョークを使って下さい)
      残りのチョークの粉などは、墨・文字が「完全に乾いた」後にウェス等で払えば綺麗になります。


  • 田舎造りの和風のお屋敷では、せいがい(化粧の腕木に桁をのせたもの)を付けるなど軒を大きく出す場合が多いので、柱にスチール製の足場台(通称「ダッコちゃん」と呼んでいる方もいます。)を付けて、セットになっている同じくスチール製の腕木を伸ばし、厚みのある足場板をはわせて軒先の作業をします。
    (もちろん、通常の仮設足場を組む場合もありますが、下屋の上の軒先など、通常の足場が組めてない部分もありますので。)
  • 軒の化粧板(裏板)は垂木の間に「面戸」簡単建築用語集参照)を取り付けた後、二分厚の杉の化粧板などを杢目や色合いを合わせながら張って行き、上から野地板などを使って押さえます。
  • 野地板は杉あるいは檜の小幅板などを僅かに隙間を空けながら張って行きます。(荒板の場合、野太の部分や反りの部分で隙間が空くので普通に敷き詰めて張るときもあります)
  • 同時に広小舞やよど、瓦座などを取り付け、屋根全体にルーフィング・杉皮を張って屋根おさめは完了です。


  • ごく一般的な住宅では貫もなく、ボルト類を多用し、骨組み・屋根おさめもそれほど手間が掛かりません。
    野地板はコンパネを張っていて、瓦も土を使わず乾式です(あるいはカラーベスト)。
    軒も現しでもない場合が多いので建前も1日で終わる場合が多いです。
  • 棟上が完了しましたら、棟束に御札を取り付け繁栄を願います。

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